アイロン
2006年 09月 12日
温度調節の機能がない為、
プラグの抜き差しで温度調節をする。
完全に冷めた状態から温めようと思ったら10分くらいかかる。
↓
そこでついうっかり抜くのを忘れようものなら・・・
アイロンは熱くて持てないほど熱くなる。
多分、これを頻繁に繰り返すと壊れる。
↓
余分な加熱で熱くなったアイロン。
真っ赤になっているので、
「アイロンがカンカンになってる」
と、学校にいた時は皆言っていた。
怒っている時のように真っ赤だから。
温度調節機能が付いてないのに、どうやって温度を確かめるのか?
汚いと思われるかもしれないが、指を舐める。
アイロンに直接触れて、蒸発する音で温度が高いか低いかを確かめるのだ。
パチッ
ジュワッ
とか。
大事な着物を焦がさないよう、
かすかな音を聞き分けながら温度を確認する。
ちょっとした事の積み重ねが、職人への道。
by kimono-syokunin
| 2006-09-12 23:06
| 和裁道具